バリ島で象の背中はダンスをしているみたいだった。

バリ島の空港に降り立ったとたん、フワッと熱帯特有の空気に触れた時、

ふと沖縄の島の香りと一緒だ!と懐かしい気持ちになった。

バリ島の魅力はヴィラと呼ばれるプール付きのバリ式住居が素敵で

夜はお姫様のようなレースで覆われたベッドでうっとりと横になり、

ヴィラで一日過ごしてもいいなあというくらいだった!!

一番印象に残ったのは、エレファントサファリパークで象に乗れたことだ。

ジャングルの中から像が一斉にのっしのっしと行進してくる様は圧巻だった。

2メートル越える高さの象の背中に乗るのは勇気がいった。

生身の像の胴体に細いパイプの柵がめぐらしてあって布が一枚敷いてあるだけの背中にまたがるのだ。

鉄で出来たジェットコースターより生身の象さんの方がスリリングだ。

馬と違ってなんと広い背中だろう。跨るなんて180度の開脚をするような勢いだ。

開脚の苦手な私は右足を半分曲げながら恐る恐る乗った。

うわあ高い!心の中で叫ぶ。

のっしのっしと急な山道を歩んでいく。象の背骨が前後・左右・上下に波のように動く。

右の急カーブに差し掛かった時は前に乗っている象使いが体を左側に重心を取るように

ジェスチャーで言われ、慌ててバランスをとる。こんな急な坂道でも象さんは上手に登る。

最後まで乗っていられるかしら?必死に細いパイプにしがみついた。

すると広々とした草原に出た。

10頭近くの象は列を離れておもいおもいに散歩を始めた。土を鼻で掘り返したり水を飲んだり、

木の皮をメリメリと剥がしている。水をシャワーのように吹いている象さんもいる。

その時バシャっと大きな音がして、振り向くとバケツをひっくり返したような勢いのおしっこをしていた。

ついでにフンもどんどんと爆弾のように落として行った。

あまりの豪快さにびっくり!!それでも象さんは何事もないようにゆっくりと歩く。

散歩が終わるとまたあの急な坂道を象の糞を器用に避けながら降りて行った。

無事帰還したと思ったら、4歳の孫が「ばあば、象さんに乗ったら死んじゃうの?」という。

なんのことかと思ったら、象に乗るオプションを申し込む時にどうする?と聞かれて

「冥土のみやげに乗りたい!」と言ったのが死んじゃうの?という話になったらしい。

いいえ、ばあばはまだまだ死にませーん!!

とてもスリリングな体験でした。

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炭屋 由美子

炭屋 由美子

岡部明美LPL養成講座認定セラピスト 大塚彩子ビリーフリセット認定カウンセラー  琉球舞踊愛好家 事業経営者に嫁いでから、会社経営と子育てに奮闘しながらも、心のザワザワを感じながら、生きてきました。38年間の結婚生活にピリオドを打った時、初めて、役割ばかりを背負い、本当の自分を生きてなかったことに、気づきます。心理カウンセラーとの出会いで、真に生きること、自分を信じることの歓びを感じることが出来ました。この歓びを一人でも多くの人に伝えていきたいと思います。